マントラとは言葉の意味から説明すると、マンは「こころ、意識」、トラは「解放」を表しています。唱える言葉や、節の意味も大切ですが何よりそのマントラが持つ音の振動の質に重きが置かれます。マントラを構成しているサンスクリット語は、もともと人の意識を変換するようにできているといわれていますので、唱えるときはサンスクリット語を使ってみましょう。
前編では、インドの伝統的なヨーガ、シヴァナンダヨーガの始まりのマントラとハレー・クリシュナ・マハー・マントラをご紹介しました。今回はシヴァナンダヨーガのおわりのマントラと瞑想時に用いるマントラをピックアップしています。

おわりのマントラ

Maha Mrityunjaya 「Om Trayambakam」 マハー・ムリティユンジャヤ オームトラヤンバカム

シヴァナンダヨーガのクラスの最後に皆で唱えるマントラはヒンドゥー教における三大神の一つ、破壊・創造の神、シヴァ神のマントラでもあります。病気の治療や旅行に行く前の安全祈願として唱えられていたりもします。
また、力強いエネルギーを与えてくれるマントラでもあり、あらゆる苦難や障害から守ってくれるマントラともいわれています。

Om Tryambhakam Yajamahe
オーム トリャンバカン ヤジャーマヘー
Sugandhim Pushtivardhanam
スガンディン プシュティヴァルダナン
Urvarukamiva bandhanan
ウルヴァールカミヴァ バンダナーン
Mrityor Mukshiya Mamritat
ムリティョールムクシーヤ マームリタートOm Sarvesham Svastir Bhavatu
オーム サルベーシャンーン スバスティル ババトゥ
Sarvesham Shantir Bhavatu
サルベーシャン シャンティル ババトゥ
Sarvesham Purnam Bhavatu
サルベーシャン プルナム ババトゥ
Sarvesham Mangalam Bhavatu
サルベーシャン マンガラム ババトゥSavre Bhavantu Sukhinaha
サルベー ババントゥ スキナー
Sarve Santu Niramayaah
サルベー サントゥ ニラーマヤ
Sarve Bhadrani Pasyantu
サルベー バッドラーニ パッシャントゥ
Ma Kaschid-Dukha-Bhag-Bhavet
マー カスチッ ドゥカ バー バベーOm Asato Ma Sat Gamaya
オーム アサトー マー サット ガマヤ
Tamaso Ma Jyotir Gamaya
タマソー マー ジョーティル ガマヤ
Mrithyor Ma Amritam Gamaya
ムリティヨール マー アムリタン ガマヤ

Om Purnamadah Purnamidam
オーム プールナマダハ プールナミダン
Purnat Purnamdachyate
プールナート プールナムダッチャテー
Purnasya Purnamadaya
プールナスャ プールナマーダーヤ
Purnameva Vashisyate
プールナメーヴァ ヴァシシャテー
Om Shanti Shanti Shanti
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティ