多くの人が悩みをもっている肩こりや腰痛。
特に、パソコンやスマホなどをもつことがあたりまえになった現代社会についてまわっているものですね。
肩こり予防や治療の方法はいろいろあります。
このコラムを読んでいるひとのなかにもすでにさまざま治療法を試しているかたは多いと思いますが、今回はヨガの視点から肩こりや腰痛について考えてみたいと思います。

ヨガで肩こり・腰痛はなおるのか?

ヨガで肩こり・腰痛はなおるのか?

肩こりや腰痛の原因については、次のように分けられることが多いようです。

  1. 筋肉の疲労や血行不良
  2. 神経の損傷
  3. ストレス

神経の損傷について

無理な姿勢をとったりすると、腰や肩の筋肉に負担がかかり、疲れて乳酸という疲労物質がたまります。
すると、筋肉が硬くこわばってきて血管を圧迫し、血行が悪くなります。血行が悪くなると、血液の流れにのせて疲労物質を取り除くことができなくなり、ますます筋肉が硬直するという悪循環に。
この硬直した筋肉が末梢神経を圧迫し、神経細胞が障害を受けて傷ついてしまうのです。

出展:肩こり・腰痛倶楽部

そのほかに肩や腰ではない他の疾患によって引き起こされていることもあり、ひとつに絞り込むことは非常に難しいものです。

ひとたび慢性的な肩こり・腰痛になると、ひどいときには日常生活を送るのが困難な状態にさえなります。

このコラムを読んでいるかたのなかには、そのような悩みをかかえて病院や治療院を転々としたかたもいるでしょう。

さて、肩こりや腰痛ですが、ヨガでなおすことができるのでしょうか?

多くの書籍やインターネットの情報では肩こりや腰痛対策のヨガポーズが紹介されていますね。
試したかたも多いと思います。

結論をいいますと、残念ながら「ヨガだけ」でこれらの症状をなおすことはできません。
場合によっては筋肉や神経を痛めてしまい、かえって症状が悪化することもあります。
なので、「ヨガで肩こりや腰痛がなおる」といううたい文句はあまり真に受けないほうがいいでしょう。

ヨガで癒やす、肩こり・腰痛

ヨガで癒やす、肩こり・腰痛

しかし、なかにはヨガで肩こりや腰痛が改善しているひとも、たしかに存在します。
かくいう筆者もかつては腰痛・肩こりもちでしたが、ヨガを続けているうちに改善していました。

これはどういうことなのでしょうか?

ヨガ(特にハタヨガ)は、カラダの動きと呼吸を組み合わせた繊細な動作をすることで自分自身を見つめていくワークです。

ヨガの時間では、日常生活の雑多な情報から切り離されて、自分のカラダとココロに思いを集中していきます。

ヨガポーズ(アーサナ)

ヨガポーズ(アーサナ)でカラダを動かしていくうちに、不調な部分があれば自然にキャッチできるようになります。
不調な部分をキャッチできるようになれば、自分でそれをチューニングするチカラがついてきます。

呼吸法(プラーナーヤーマ)

呼吸法(プラーナーヤーマ)は、整えたカラダとココロをつなげるかけはしになります。
呼吸をコントロールできると、ココロのコントロールも可能になっていきます。
現在、多くのアスリートがヨガの呼吸法を学んでメンタルを強化していますね。
それと同じように、私たちも呼吸法を学ぶと日常のストレスに強くなることが大いに期待できます。

瞑想(ディヤーナ)

そして瞑想(ディヤーナ)をするとことで、ヨガポーズと呼吸法の効果がさらに高まります。

以上のような一般的なヨガの流れを繰り返していると、知らないうちにカラダがゆるんでストレスがたまりにくくなってくるので、肩こりや腰痛がやわらいでくる、という体験をするかたが多いのでしょう。

まとめ

「ヨガで肩こりや腰痛がなおる」
→「ヨガを治療の他にプラスすることで肩こりや腰痛がなおりやすくなる」

ヨガは、カラダの動きと呼吸を組み合わせた繊細な動作をすることで自分自身を見つめていくワークです。
「ヨガ単体」で直るのではなく「ヨガ + 肩こりや腰痛治療」といったように、肩こりや腰痛の治療にヨガをプラスすることで治療効果が高まることがおおいに期待できます。

機会があればヨガを体験してみてはいかがでしょうか?

ただし、深刻な症状のかたについては、医師のアドバイスのもと、
医療や心理学の知識をもったヨガインストラクターがいる教室でていねいにヨガを実践することをおすすめいたします。