tc_mizobata2
就職活動を始めた大学三年生の時、何百回と繰り返される「自己分析」という言葉にぶち当たりました。
「○○をするのが好き」なのか
「○○をしている自分が好き」なのか
「○○をしている人みたいになりたいのか」
が分からずだんだんとこんがらがる頭・・・
もともと本来の自分にこれっぽちも自信がなく、
いろいろと見栄を張ったり虚勢を張ったり、
理想に近づくための努力ばかりをしていたからこそ、
見えなかった、見たくなかった自分。
できるだけ弱くてかっこ悪い自分は隠そう隠そうとしていました。

そんな自分の状態で内定を頂いた大きな会社では
当然ながら「自分がこの会社でやりたい事」を見失い、
「やりたい事を持っているすごい人」に圧倒される毎日。
自分と彼らを比較しては

「自分はそういうタイプの人間ではない」

と決めつけて、これまた虚勢を張って過ごしていました。
(じゃあ、どういうタイプなのかはわかっていなかったのですが・・・笑)

ヨガでびっくりするようなアーサナを見た時、
即座に「私なんかには出来っこない」と思い浮かべる自分がいます。
実際にその場でそのアーサナをとろうとしたって筋力も柔軟性も足りなくて全然出来ない。
でも、毎日コツコツ練習を重ねて少しずつ必要な筋力と柔軟性をつけていくと、
出来るようになるのです。

「自分じゃない誰か」になろうとしなくたって
きちんと自分と向き合って鍛錬すれば「自分自身」の中に変化が生まれて自分を進化させる事ができる。
見栄をはって出来そうな顔をしていなくても、
きちんと自分を進化させる事はできると知りました。

そんな風に自分と向き合って少しずつでも自分を進化させていけると
だんだんと自分を好きになれるようになり、
自分を認められるようになります。

いつまでも理想の自分に執着していた自分から
今の自分の足下を見ることができるようになった事。
ヨガを通して得たとても大きな変化です。

この記事を執筆した先生

溝畑 諒子先生のヨガのお話し

溝畑 諒子先生

http://ryokomizohata.main.jp/profile/

AEAJアロマテラピー検定1級取得。
全米ヨガアライアンス200認定講座(RYT200)完了。
Bliss babyマタニティヨガ指導者育成講座修了。