― レコーディングにあたって、なにか「秘話」的なお話があれば教えていただけますか?

K : そうですね~ ソルフェジオ周波数はやはり『音の薬』ということですかね。

ーー️といいますと?

K : 僕たちの廻りの感度の高いミュージシャン仲間の間では、ソルフェジオ周波数に楽器を調律して演奏したり楽曲を発表されている方も多くて、それらの音楽を聞いて、僕も『確かにソルフェジオはシャンティな心持ちになり気持ちがいい』とは感じていた反面、一方で『壊れたDNAを修復する』とか『高次の存在とのつながり』みたいなソルフェジオの効力の説明をみて『ちょっと怪しいよね~(笑)』みたいに正直、眉唾的に感じていたところもあったんですね(笑)

それと、僕たちミュージシャンはアルバムを作成する時は通常、何ヶ月もかけて曲創りをし、何時間、何日間もスタジオに篭ったりするのですが、実はそれはとても体力のいる仕事なんです。

例で言うと、、ちょっと怖い音楽の話になるのですが、アメリカのCIAでは容疑者を拷問するときに、音楽を何時間も大音量で聞かせて、精神的にも体力的にもヘロヘロになるまで追い込んで本当のことを喋らせる。みたいな有名な話しがあるじゃないですか?

そんな感じで、何時間も大音量で音楽を聴いているスタジオでの曲創りって、楽しい反面、いつもヘロヘロになってしまうぐらいの大変さを伴うのです(笑)

I : 『そうそう、気力や集中力、体力をトコトン使うし、ある意味、肉体労働者だよね』(一同 笑)

K : 今回のアルバムではデモ曲創り段階からイッキ先生と二人で長い時間、音楽スタジオに篭っていたのですが、作業が始まり、3日間・計30時間ぐらい経過した時ぐらいだったかな?

『あれっ!全く疲れないね!』

と二人で顔を見合わせ、いつものスタジオワークとの違いに気がついて驚いたんです。

『ソルフェジオ周波数での音創りは制作者に優しいと!』

その経験後は、自分が気持ちいいので、ソルフェジオ周波数で曲創りすることの方が多くなりましたよ
(一同 笑)

もちろん、リスナーにとってもソルフェジオ周波数は、優しい音の『音の薬』ということが云えるのではないかと思っています。

I : 確かに、1stアルバム製作時はスタジオワークで二人ともヘロヘロだったけど、
今回の制作時の、あの疲れない感は確かに驚きの不思議体験。ソルフェジオってスゴイよね。(笑)

それと、もう一つ、ソルフェジオ周波数の特性として言えることは、『チャクラを整える効果がある』ということです。

ヨガ講師として私は、ヨガスタジオでのヨガWSの他に、ソルフェジオ音浴チャクラ瞑想というWSを行っているのですが、

その内容は、楽器が奏でる音の周波数に参加者全員の声をシンクロさせてマントラ(真言)を唱え、同時に体内に在る各7つのチャクラにその声と意識を集中します。そして、バンダを用いてエネルギーを骨盤底部より上昇&体内外で循環させて、チャクラを浄化&整えていくという、9世紀より北インドで始まった密教ハタヨガで伝承されてきた秘密の音瞑想法です。

その音瞑想法で用いる音に、各7つのチャクラに呼応していると云われている、7つのソルフェジオ周波数を用いることにより、『各チャクラへの意識のフォーカスが容易にできるようになる』ということを実体験を通して感じています。

『阿字観』等で知られる密教ヨガの瞑想法はすべて、『集中』と『イメージ力』が大切な鍵となりますが、チャクラ瞑想の場合もしかり、各チャクラにキチンと集中してイメージを膨らませることが重要となります。
自分の体内のどこにそれが在るのか? その存在があやふやなチャクラについてのイメージが、ソルフェジオを用いることにより存在が現実味を帯び、そこに集中すること、そして、イメージすることが容易となり、瞑想も深まります。

音瞑想後は『心が解放され考えがポジティブになる』といった声や、『体が軽く感じ、良く眠れる』といった参加者からの多くの声を頂いています。

今回のアルバム中の1、7、8曲目はソルフェジオ周波数を用いた音瞑想用の曲としてもオススメできますので、是非、瞑想にも使ってみてください。

また、アルバムのリリース記念として、VAIKUNTHASのメンバーでアルバム収録曲をライブで生演奏しながら私のリードでヨガや瞑想を行う、『VAIKUNTHAS/ソルフェジオ音浴ヨガ&瞑想WS全国ツアー』を行います。『ヨガや瞑想が初めての方』や『瞑想って難しい』と感じていらっしゃる方々にもオススメのWSになっていますので是非ご参加くださいませ。

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